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歌劇 「ウィリアム・テル」    

Guglielmo Tell

          《ロッシーニ:1792年〜1868年》

Gioacchino Rossini





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初演 1829年 8月 3日、オペラ座(パリ)
設定 13世紀、スイスのアルトドルフ村
登場人物 ウィリアム・テル(Br)
エドヴィージェ…テルの妻(A)
ジェミィ…テルの息子(MS)
ゲスレル…スイスの悪代官(B)
マティルデ…ハプスブルク家の王女(S)
メルクタール…村の長老(B)
アルノルド…メルクタールの息子(T)
あらすじ
You Tube (序曲)
第1幕 スイスアルプスの谷
スイスアルプスの山々が見える谷間の村アルトドルフ。農民や漁師たちがのどかに歌う、一見平和な風景のなかで、ウィリアム・テルひとりが国を憂い、物思いに沈んでいた。
当時のスイスはハプスブルク家の治めるオーストリアの統治下にあり、悪代官ゲスレルの冷酷非道な行いと搾取に痛めつけられていた。
今日は、村の長老メルクタールが3組の結婚式を執り行う日。メルクタールは、自分の息子アルノルドが結婚しないことを嘆いている。実はアルノルドは、かつて雪崩から救い出したハプスブルク家の王女マティルデを愛していたのだ。
若者たちが踊り、次いで弓矢の競技が行われた。優勝者はウィリアム・テルの息子のジェミィである。
そこに羊飼いが助けを求めて駆け込んでくる。彼は、娘を誘拐しようとしたゲスレルの兵隊を殺してしまい、川を渡って逃げようとしているのだった。しかし流れが急でだれも船を出そうとしない。そこに戻ってきたウィリアム・テルが、船を漕いで彼を逃がす。ゲスレルの家来は、犯罪者を逃がした犯人を捜すため、人質として村人たちを捕らえた。

第2幕 リュトリの丘
ルツェルン湖を見下ろすリュトリの丘で、王女マティルデアルノルドに愛を打ち明ける。身分違いの愛を成就するため、マティルデアルノルドに武勲を立てることを願い、アルノルドもそれを誓う。しかし、祖国スイスの自由より、愛を優先しようと決心したアルノルドのもとにウィリアム・テルが現れ、アルノルドの父メルクタールが逮捕され、すでに殺されたことを告げる。
夜更けのリュトリの野に3つの州からやってきた愛国者たちが集まり、悪代官ゲスレルを倒し独立を勝ち取るための同盟を結んだ。

第3幕
第1場 アルトドルフの館の礼拝堂

アルノルドは、マティルデに永遠の別れを告げる。

第2場 アルトドルフの広場
一方、悪代官ゲスレルは、城をのぞむアルトドルフの広場でオーストリアによるスイス統治100年が祝われる日、自分の帽子を掲げてすべての住民がそれに敬礼をするよう命じた。
息子のジェミィを連れたウィリアム・テルは、敬礼するどころかあざ笑って通り遇ぎる。しかし、この行為が見つかって捕らえられ、ゲスレルの前に引き出される。
ゲスレルは、ジェミィの頭の上に置いたリンゴを遠くから射落とせば許してやろうと言う。ウィリアム・テルの放った矢は見事にリンゴを射抜くが、隠し持っていたもう一本の矢が見つかり問い詰められる。ウィリアム・テルは、失敗したらゲスレルを射るつもりだったと答え、再び捕らえられる。
しかし、そこに王女マティルデが通りかかり、子供を自分に引き渡すよう命令する。いやいやこれに応じたゲスレルは、ウィリアム・テルを湖の中にある城の水牢に閉じこめることにする。このいきさつに民衆は怒り、決起を誓う。

第4幕
第1場 荒れ果てたメルクタール家

アルノルドは圧制者に怒りを募らせる。そこにウィリアム・テル逮捕の報が届き、彼はウィリアム・テルの救出と復讐を誓う。

第2場 ルツェルン湖の岸辺
ルツェルン湖畔に、嵐の気配が渦巻き、ウィリアム・テルの妻エドヴィージェが夫の身を案じている。そこにジェミィを連れたマティルデがやって来て、ウィリアム・テルが城に連れ去られたことを伝える。
ジェミィが父の言いつけに従ってのろしを上げる頃には、湖は大荒れとなっていた。自ら船を漕いでいたウィリアム・テルが、岸辺近くの岩に飛び移ると、待ち構えていたジェミィがすかさず弓矢を渡す。船に残された悪代官ゲスレルは、その矢で射殺され、湖に沈んだ。同じ頃、アルノルドも、ゲスレルの城を攻め落として凱旋する。
嵐も止み、自由と平和が戻ったアルプスの山々に、人々の歓喜がこだまするのだった。
解説
ロッシーニ最後のオペラ。とは言っても彼はまだ37歳であった。十分な財産ができたロッシーニは、この後、76歳で亡くなるまで小品と宗教曲しか作らず、社交家、美食家として隠居生活を楽しんだ。
スコア
0486281493

Dover社のオーケストラ版スコア
【歌劇序曲集】
《歌劇「ウィリアム・テル」、歌劇「泥棒かささぎ」、歌劇「絹のはしご」、歌劇「ブルスキーノ氏」、歌劇「セミラーミデ」》



 

スコア
4276480027

音楽之友社のオーケストラ版スコア
【序曲】



 

DVD
B002CTV2FO

指揮:リッカルド・ムーティ
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団・バレエ
バレエ:カルラ・フラッチ、アレッサンドロ・モリン
グリエルモ(ウィリアム)・テル(スイスの愛国者で弓の名人の農夫):ジョルジョ・ザンカナーロ
アルノルド(マティルデと恋におちたスイスの若い愛国者):クリス・メリット
マティルデ(ハプスブルク家の王女):チェリル・ステューダー
ゲスレル(冷酷非道な行政官):ルイージ・ローニ
エドヴィージェ(テルの妻):ルチアーナ・ディンティーノ
ジェンミー(テルの息子):アメリア・フェッレ
グァルティエロ・ファルスト(スイスの愛国者):ジョルジョ・スルヤン
メルクタール(アルノルドの父、村の有力者):フランコ・デ・グランディス
リュオディ(漁師):ヴィットリオ・テラノーヴァ
レウトルド(年配の羊飼い):アルベルト・ノーリ
ロドルフォ(ゲスレルの忠実な部下):エルネスト・ガヴァッツィ
演出:ルカ・ロンコーニ
振付:フレミング・フリント
【1988年、ミラノ・スカラ座におけるライヴ収録】


スカラ座黄金時代を築いた、リッカルド・ムーティ音楽監督時代の映像。イタリア・オペラ界の頂点に長年君臨した、ムーティの名采配ぶりを目の当たりにすることができます。いずれも、世界最高峰のオペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座ならではの、スター歌手、名指揮者・演出家が勢ぞろいの舞台。イタリア・オペラの栄華を感動とともに体験できる珠玉のコレクションです。
当代きっての有名な序曲をもちながらも、その演奏規模の大きさから、なかなか全曲上演の機会に恵まれないロッシーニ(1792-1868)畢生の大作を、ザンカナーロ、スチューダーらの名歌手陣と、ロンコーニの意欲的な演出でお贈りします。

≪リージョナルコード:ALL NTSC / 字幕:日本語・イタリア語 / ヴィデオ仕様: 4:3 カラー / 音声仕様:リニアPCM48kHz/16bitステレオ / ディスク仕様:片面1層+片面2層(2枚組)≫



 






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