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歌劇 「アフリカの女」    

L'Africaine

          《マイヤベーア:1791年〜1864年》

Giacomo Meyerbeer





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初演 1865年 4月28日、オペラ座(パリ)
設定 1497年〜1499年頃、リスボン及びマダガスカル
登場人物 ヴァスコ・ダ・ガマ…海軍士官(T)
ドン・ディエゴ…海軍提督(Bs)
イネス…ドン・ディエゴの娘(S)
アンナ…イネスの侍女(MS)
ドン・ペドロ…ポルトガル長官(Bs)
ドン・アルヴァロ…高官(T)
セリカ…アフリカの女奴隷、実は女王(SまたはMS)
ネルスコ…アフリカの奴隷(Br)
大司祭(Bs)
宗教裁判長(Bs)
あらすじ
第1幕 リスボン王宮内の広場
イネスが探検に出ている恋人ヴァスコ・ダ・ガマを想っているところに父の海軍提督ドン・ディエゴがやってきて、イネスにポルトガル長官ドン・ペドロと結婚するよう命じる。さらにそこに当のドン・ペドロがやってきて、ヴァスコが参加しているインド航路発見一行の船が行方不明であると告げる。
行方不明となった探検隊の船を探し出すための捜索隊派遣の可否を決めるために貴族達の議会が召集される。この議会に探検隊のただ一人の生き残り証人として奴隷のセリカネルスコを連れて出廷したヴァスコは、アフリカの喜望峰を回っても新大陸を発見できる可能性を力説して提案書と地図を差し出す。議会ではヴァスコの提案は却下される。議会の頭の固さに怒ったヴァスコの言動に宗教裁判長は不敬罪でヴァスコを捕らえる。

第2幕 牢獄
ヴァスコが寝言にイネスの名を呼ぶのに嫉妬しながら奴隷のセリカは子守唄を唄う。セリカに恋するネルスコが、寝入っているヴァスコを刺そうとするのをセリカは妨げる。ポルトガル長官ドン・ペドロイネスが牢に人って来るが、イネスヴァスコセリカとの仲を疑うので、ヴァスコは二人の奴隷をイネスに進呈し疑いを晴らす。ドン・ペドロは自分が探検隊長に任命されたと告げ、二人の奴隷を買取り水先案内にすると言う。さらにイネスヴァスコを牢から救うためにドン・ペドロと結婚したと打ち明けるので、ヴァスコは絶望する。

第3幕 船の上
水先案内の奴隷ネルスコの挙動に高官ドン・アルヴァロは不審を抱くが、ポルトガル長官ドン・ペドロは耳をかさない。そこにボートが近づいてきてヴァスコが船に乗り移り、航路が違うと進言するが、ドン・ペドロは妻となったイネスヴァスコとの関係を邪推して彼を殺そうとする。この騒ぎに船室から奴隷のセリカイネスが現れ、様子を知ったセリカイネスに短剣を突きつけてヴァスコの釈放を要求する。ドン・ペドロは仕方なくヴァスコを自由にする。その時、ネルスコの合図で蛮族が乱入して白人を次々と襲う。

第4幕 マダガスカル島海岸の神殿前の広場
セリカが女王の戴冠を受けてブラーマの神の掟に従うと誓う。ただ一人生き残り、捕らえられたヴァスコは初めて見る夢幻の地に感嘆する。
You Tube (おお、パラダイス/Oh paradis)
大司祭達がヴァスコを殺そうとするのでセリカは命ごいをし、外国人を皆殺しにしなければならないのなら自分は命の恩人の彼と結婚すると誓う。セリカ深く愛してきたネルスコはこれを聞き絶望する。セリカの献身的な愛に感動したヴァスコは結婚式を挙げる。祝いのバレエがくり広げられる中、死んだと思ったイネスの歌声が聞こえて来るとヴァスコは我を忘れて走り去る。

第5幕
第1場 島の王宮への庭園

ヴァスコイネスが再会の喜びに抱きあっていると、セリカが現れて裏切者としてヴァスコを逮捕させる。イネスセリカに、ヴァスコは決して裏切っていない、貴方の夫だと打ち明けられていたところだったと懸命に釈明し命ごいをするので、セリカは彼女の深い愛を知り二人に国外追放を命じる。

第2場 断崖の上
セリカは断崖で愛する人の船を見送りながら毒の花の香りを吸う。ネルスコが駆けつけるが時すでに遅く、セリカの後を追い共に息絶える。





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